私に似たあなたへ

不定期更新になりました。月に1度は更新できると思います。

同意してもらわなくても大丈夫になる話

こんばんは竜之介です。
 
紅葉によって木々が色づく季節になりました。
 
死にゆく葉っぱは何を考えているのだろう
死にたくないと顔を真っ赤にして叫んでいるのだろうか
 
それとも、満足しているのかなと
 
瀕死の葉っぱを見ることで風情を感じて
人間は残酷だなとおかしなことを思う訳ですが
 
この話を聞いた人が全員
私が感じたことに同意してくれる思いますか?

死にたくないと顔を真っ赤にして叫んでいる
下りはちょっと同意が得られにくいと自分でも感じます。

紅葉は風情があるなくらいなら
もっと多くの同意を得られるかもしれませんが

それでも、全員の同意を得ることはできません。
 
100人いたら100人の意見があるのですから
当たり前と言えば当たり前なのですが
 
日常生活でそんなことを思うことは少なくて
その当たり前を教えてもらった記憶すらも曖昧なので
 
記憶をハッキリとさせることができたら
とても気持ちがいいんじゃないかと
 
もっと図太く生きられるんじゃないかと思うんです。
 
だから今日は、
 
全員の意見が一致しないことは当たり前なので
それを忘れないために覚えておく物語

という感じのお話をしましょう。
 

今回の物語を覚えるメリット
誹謗中傷というのは昔からありましたが
ネットの発達でそれを受ける機会はさらに増えました。
 
特にネットでは自分の事を悪く言われると
全員が言っていないと頭ではわかってはいても
誰もが自分の事を悪く言っているように思えてきて怖いんです。
 
でも、
 
今回のお話を覚えてもらえれば
軽傷くらいで立ち直ることができるはずです。
 
100人がいて100人とも同意するのはおかしいです
Amazonの星5レビューが90%占めている商品くらい不自然です。
 
傷つく言葉というのは非常に大きく見えますが
その影響で多くの肯定や自分が見えなくなるのは
 
非常に大きな損失なので、自衛するべきなんです。
 
堅苦しいメリットの提示は終わりです。
 
次は覚えておいてほしい物語について話しましょう。
 
【ロバを売りに行く親子】

全員の意見が一致することはないと
明確に体感したのは学校の多数決だった。


 そんなロマンがないことをいっても面白くないので

 
子供の頃に読んだことを覚えている
有名な寓話(ぐうわ)を話すことで補強を図りましょう。

寓話系は大好きなので覚えていってほしいです。

道徳の教科書にも載っている程に有名な
【ロバを売りに行く親子】という寓話です。
 

ろばを飼っていた父親と息子が、そのろばを売りに行くため、市場へ出かけた。

2人でろばを引いて歩いていると、それを見た人が言う、「せっかくろばを連れているのに、乗りもせずに歩いているなんてもったいないことだ」なるほどと思い、父親は息子をろばに乗せる。

しばらく行くと別の人がこれを見て、「元気な若者が楽をして親を歩かせるなんて、ひどいじゃないか」と言うので、なるほどと、今度は父親がろばにまたがり、息子が引いて歩いた。


また別の者が見て「自分だけ楽をして子供を歩かせるとは、悪い親だ。いっしょにろばに乗ればいいだろう」と言った。それはそうだと、2人でろばに乗って行く。


するとまた、「2人も乗るなんて、重くてろばがかわいそうだ。もっと楽にしてやればどうか」と言う者がいる。


それではと、父親と息子は、こうすれば楽になるだろうと、ちょうど狩りの獲物を運ぶように、1本の棒にろばの両足をくくりつけて吊り上げ、2人で担いで歩く。


しかし、不自然な姿勢を嫌がったろばが暴れだした。不運にもそこは橋の上であった。暴れたろばは川に落ちて流されてしまい、結局親子は、苦労しただけで一文の利益も得られなかった。

 
こんな話です。

読んだ当時の記憶はサッパリですが
 
・周囲の意見に流されすぎてはいけない
・完璧な正解なんて誰もわかってはいない
・たった4人でも全員が同じことを考えることはない

・人の意見を聞いても保証をしてくれないのだから
 自分のことをは自分で責任を持って決断する必要がある

 
【ロバを売りに行く親子】の寓話は
そのようなことを伝えている受け取ることができます。

 
流石、何世紀にわたって伝えられているだけあって
大人になってから読んでも面白いと感じます。
 
全員の意見が一致することはないと
明確に体感したのは学校の多数決だったな

 

と思い出しても気分が暗くなって仕方がないので

誰かに誹謗中傷されて落ち込んだり
全員の意見が一致しないことに悩んだ時は
【ロバを売りに行く親子】を思い浮かべてほしいです。

100人中の100人が肯定するのはおかしいんです。
誰からも好かれる人なんていません。

大丈夫です。

図太く、いきましょう。
 
イソップ童話 ロバと親子

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 PS:アドバイスをした4人が川に落ちたロバを見たら何というんでしょうね。あざ笑ってくるのでしょうか?